バーバーの嫁のツブヤキ

床屋の嫁のツブヤキです。。。

店名に思いを込めて


お店の名前は店主が決めました。

最初に「お店の名前は?」と聞いたのは12月。

「ん~、簡単なもので。」というよくわからない返事。

簡単てなに、なんなのさ。

その後も何度か聞いても「ん~・・・簡単に。」と言葉を濁す感じ。

広報担当(嫁)は気づきました。

コイツあんまりまだ考えてないな・・・。

夏休みの宿題をギリギリまでしない子の典型の店主。

このままでは開店ギリギリまで決めないこともあり得る・・・。

そこで、最終警告。

「1月中には考えて決めてください。」

ちょっと期限をつけてみました。

 

いざ1月末。どうなったのかと尋ねると

「いい感じの言葉がないねん。」

と店主。

「英語だとFateがまあまあ近くて、フランス語だとLienがそれっぽいみたい。」

ん???何を言い出したのかと戸惑う私。

だってうちの店主、話せるのは日本語のみ。

外国のお客様が来たときはすべてボディーランゲージに頼るタイプ。

なのに、突然の英語にフランス語ときたもんです。

「あとラテン語だとFatumが一番近いみたいなんだけど、どうも完全に一致するものは外国語ではないみたいなんだよね。」

ついにはラテン語まで出てきました。

そもそも何と完全に一致させたいわけ?と思い、聞いてみたところ、

「縁」

・・・

「僕がここまでこの仕事をしてこれたのも全部ご縁あってのことかやから。それを表す『縁』にしようと思ったんよ。で、外国語でなんて言うんだろうと探してるんだけど、日本の『縁』て言葉って結構独特の意味を持つみたいだから、これっていうのが見つからないねん。」

 

「・・・いや、それもう簡単に日本語の『縁』でよくない?」

 間髪いれずに突っ込みましたよ、私。

だって一番思いがこもっている言葉を使うのがいいと思うし、外国語にする意味もないと思ったのです。

 

「そう?日本語でもいいかな?カッコよく外国語のほうがいいと思って。」

いやいやいや、最初簡単にとか言ってたじゃないか!

だから私は「オカダ」とか苗字なのか?と勝手に思っていましたよ。

まさか店名に自分の思いを込めて、さらにそれを外国語に転換しようとまで思考が飛んでいたなんて。

 

おもしろい人です。。。真面目過ぎておもしろいんです。

 

というわけで、店主が考えに考え過ぎそうになった店名は

「Barber shop 縁」となりました。

ここまで仕事を続けてこれたたくさんのご縁に感謝を込めて、店主の思いがつまった店名です。

 

このお店がまた新たなご縁をつむぎますように・・・。

そしてこれまでのご縁を大切にできますように・・・。

広報担当(嫁)も願っています。

 

Barber shop 縁
http://barber-en.la.coocan.jp
TEL 06-6398-9307
〒561-0883
大阪府豊中市岡町南1-1-22矢部ビル岡町コーポ1階

 

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真面目な店主は名刺も真面目です