バーバーの嫁のツブヤキ

床屋の嫁のツブヤキです。。。

届け!この思い

Barber shop 縁は本日と明日はお休みです。

今は店主が家にいるとホッとします。

こんな時期だから本当は毎日家にいてほしいんです。

仕事柄、そんなわけにもいかないのですが・・・。

嫁のちょっとしたワガママな本音です。

 

25年前、神戸で震災が起きました。

私はその頃も大阪に住んでいました。

震災から数日後、西宮北口駅までは電車で向かい、そこからボランティアをする場所まで歩きました。

歩いている間、震災の悲惨さが心に刺さり、心が痛くなっていきました。

ボランティアに行った先には、たくさんの避難してきた方々がいました。

家が壊れ、道路は分断され…何より未来の見えない毎日に、避難所の人たちは不安と悲しみと怒りに心をつぶされていました。

 

ある時、パンが支援で届き、それを支給していると、

「お前らは裏で温かいものやおいしいもの食べてるんだろう。」

と言われました。

実はボランティアたちは、賞味期限が切れて余ってしまって避難所の人たちには配れないものを食べていたんですけどね。

でもそんなこと言えなかったです。

その人の眼があまりにも悲し気だったから。

その人の眼がもうそれ以上不安や怒りに満たされてほしくなかったから。

だから「そんなことないですよ。」と笑って流すくらいしかできませんでした。

 

今、その時の人のような眼をしている人がたくさんいるような気がします。

不安や悲しみ、怒りを宿した眼をした人たちが。

サージカルマスクが売っていないと不安になる人。

外出先でうつるのではと不安になる人。

未来が見えず不安になる人。

 

そんな不安な人の眼が早く笑顔になってくれたらいいのにと思います。

かくいう私自身もきっと不安な眼をしている気がします。

どうしたらいいんでしょうね・・・。

 

できることはなんのなのか。

 

まずはやっぱり、

① 家にいても大丈夫な人は家にいる。

私は大丈夫なので家にいます。

② 仕事柄どうしても外に出なくてはならない人に頑張ってと感謝を送る。

私はまずは店主に頑張ってを送ります。

店主の仕事は不要不急に関係ない職種かもしれません。

でも、店主がいないと私も犬も生活できません。

店主がバーバーという仕事をしてくれているから、今までも生活できてきたのです。

だから私は店主に「いってらっしゃい」と「おかえりなさい」を伝えます。

あ、明日は休みだから明後日からですけどね。

 一番身近な人である店主に、できるだけ笑顔を送りつづけます。

無理せず頑張って、そしてありがとうという思いを込めて。

 

 店主もきっといつもお店でお客様たちに心から思っています。

無理せずがんばってくださいね。

そしていつもありがとうございます。

またのお越しをお待ちしております。

 

Barber shop 縁
http://barber-en.la.coocan.jp
TEL 06-6398-9307
〒561-0883
大阪府豊中市岡町南1-1-22矢部ビル岡町コーポ1階